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たられば・・・F1メキシコGP

レースに”たられば”は無いと言いますが、敢えて”たられば”・・・メキシコGP編

もし、ペレスがハミルトンのアンダーカットを狙ってい たら

実際のレースでは、30周目にハミルトンがピットインするまで、ペレスがハミルトンの約1.5から2秒後ろを追走。ハミルトンがピットイン後は、ペレスより速いペースになりペレスのオーバーカットは不可能となった。ペレスはタイヤ交換タイミングを12周オフセットして、12周分グリップの良いタイヤで終盤にオーバーテイクを狙う作戦に出たが、オーバーテイクは実現せずそのまま3位でフィニッシュとなった。

もし、ペレスがハミルトンのアンダーカットを狙っていたら。
GAPグラフを見ると、ピットによるロスタイム差は1.713秒ペレスの方が速いことで、もし、同時にピットインしていたら、ペレスがハミルトンの前に出ていたかもしれない。
また、ハミルトンのピットイン前の二人のGAPを見ると、ハミルトンピットインの1周前の29周目は1.573秒差、28周目のGAPは1.748秒につき、ピット出口でアンダーカットできた周は29周目1回のチャンスだった。ハミルトンもペレスがアンダーカット狙いでピットインしたのを確認すると作戦を変えてピットインを遅らせて実際とは逆(ペレスをハミルトンが追う)の展開になっていたかもしれない。

もし、ボッタスが1周目にスピンをしていなかったら。

ボッタスは、スタート直後のターン1でリカルドと接触しスピンし最後尾まで後退。その後は終始リカルドの後ろを走行しパスできず終わっている。

もし、ボッタスが1周目にスピンをしていなかったら、ターン1でフェルスタッペンとハミルトンに抜かれ3位を走行。ハミルトンを抜くことを許されず、ハミルトンのペースに付き合わされ、ペレスを抑える役割を担い、実際の終盤のペレスとハミルトンのバトルも見れなかったかもしれない。

ボッタスのペースはGAPグラフを見ると、リカルドに付き合わされ、トップからはどんどん後退していっているが、赤枠部分の42周目から52周目はボッタスの前が開いており横ばいの推移になっているので、リカルドに邪魔されなければトップのフェルスタッペンと変わらないペースで走ることができている。もし、スタートでハミルトンの前に出ていたら、ハミルトンを引き離し、フェルスタッペンをボッタスが追走する展開が見られたかもしれず、フェルスタッペンも簡単なレースにはなっていなかったかもしれない。

Posted in Grand_Prix

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