レースに”たられば”は無いと言いますが、敢えて”たられば”・・・アメリカGP編
もし、ハミルトンがもっと早い周にタイヤ交換していたら?
レースでは、11周目時点、フェルスタッペンはトップを走るハミルトンの0.906秒後方を走行しており、12周目にピットでタイヤ交換。その後、フェルスタッペンはタイヤ未交換のハミルトンより1周1.6秒早いペースで追い上げており、4周後にハミルトンがタイヤ交換。コースに戻ると6.759秒差に広がっており、フェルスタッペンのアンダーカット成功している。
もしも、ハミルトンが、フェルスタッペンと同時にタイヤ交換していたら
11周目のGAP0.906秒に対して、ピットストップ差0.754秒フェルスタッペンの方が早いことで、0.906-0.754=0.152秒ハミルトンが前に出ている。2回目のタイヤ交換も同時またはハミルトンが先にタイヤ交換していれば、ハミルトンが僅差で優勝していたかもしれない。。。
もしも、ハミルトンがフェルスタッペンピットインの次の周にタイヤ交換していたら
11周目のGAP0.906秒に対して、フェルスタッペンがハミルトンより1周先にタイヤ交換し1.647秒早いペースで走っているので、0.906-1.647=0.741秒 更にピットストップでフェルスタッペンの方が0.754秒早いことで、0.741+0.754=1.495秒フェルスタッペンが前に出る計算。。。
1回目のタイヤ交換でアンダーカットされたハミルトンは、フェルスタッペンの2回目ピットインまで2.6秒しか差を縮めることができておらず、タイヤの温まりを考えるとアンダーカットの成功確率は低く、終盤のタイヤフレッシュ差でオーバーテイクする作戦しか残っていなかったのだろう。結果、早めにタイヤ交換したレッドブルの作戦勝ちだったように見える。