メニュー 閉じる

TIME GAPでみるアゼルバイジャンGP レッドブルのペレスが今季初優勝!!

2021年F1第6戦アゼルバイジャンGP決勝が02021年6月6日に バクー市街地コースで行われ、レッドブル・ホンダのペレスが今季初勝利を飾った。

スターティンググリッドは上記の順となった。フェラーリのルクレールがポールポジションからのスタート。ノリスは予選6位だったが、予選中のレッドフラッグ後速やかにピットに戻らなかったことで、3グリッド降格となっている。

天候は晴れ、気温25℃、路面温度40℃のドライコンディションでレースがスタートした。
スタートは各車順調なスタートをきり混乱なくターン1を抜けていく。ホールショットはポールポジションからスタートしたルクレールが奪った。混乱なく2位ハミルトン、3位フェルスタッペンの順で1周目を終えるが、2周目にハミルトンがトップに立つ。6周目にはフェルスタッペンがルクレールを抜いて2位にポジションアップ。グラフを見ると、その後ルクレールは急激にトップとの差が開いていきポジションを落としていく(①)。11周目にハミルトンがピットイン。次の周にフェルスタッペンがピットインする。ハミルトンはタイヤ交換を終えてリリースしようとすると、後続の車がピットレーンを走ってきたことでリリースを待ち、フェルスタッペンより2.6秒遅いピット停止となってしまったことが響いて、フェルスタッペンとペレスに先行を許してしまった(②)。その後、ストロールのタイヤバーストによるクラッシュでセーフティカーが入るが(③)、リスタート後トップ3は順調に周回を重ねる。46周目にフェルスタッペンが左リアタイヤのバーストでウォールにクラッシュ(④)。そのままレースを終えてしまう。2度目のセーフティカーの後、赤旗中断となり、残り2周のレースとなった。リスタートのスターティンググリッドは1位がレッドブル・ホンダのペレス。2位にメルセデスのハミルトンがフロントロウ。

赤旗中断約30分後に2周のレースがスタート。スタートの蹴り出しが良く、ペレスのインに入ったハミルトンは、ターン1のブレーキングで止まり切れずコースアウト。最後尾となってしまう。後にマジックブレーキを誤作動させてしまうミスが原因だったようだ。ハミルトンが脱落しペレスがトップ。ベッテル、ガスリー、ルクレールの順。そのままの順で2周のレースを終えペレスが今季初優勝を成し遂げた。

中団グループでは、好調ガスリーが中団勢トップで、サインツ、アロンソ、角田、ベッテルの順で序盤を走行。サインツは途中コースアウトで15位まで順位を落とす。各車1回目のピットインを終えると、実質ガスリー、ルクレール、ベッテル、角田、ノリスの順でほぼ平行したグラフの傾斜だが、24周あたりからガスリーのペースが落ち始めており(⑤)、ルクレールが1秒強の差まで迫ってき(⑥)たところで、ストロールのクラッシュでセーフティカー導入でタイヤ交換している点はガスリーの運が良かった点である。このままセーフティカーが入らなかったらルクレールに抜かれていたかもしれない。

ストロールのクラッシュ後セーフティカーのリスタート後は、ベッテルが良いスタートを切りガスリーをパスしている(⑦)。ガスリーはリスタート後、ルクレールを引き離している(⑧)ので、タイヤ交換したことでぺースを戻している。

最後の2周レースは1週目にアロンソが10位から6位までポジションアップ、角田が7位から一時5位までアップするが、その後アロンソにパスされ6位でチェッカーとなる。アロンソは序盤のレースペースはあまり良くなく後方に埋もれていたが、セーフティカーと赤旗に助けられ、一気にポジションを奪って一番運が良かった。

日本の角田裕毅は終始良いペースで走行し、ノリスの前のポジションをキープして走行していたが、最後の2周レースでノリスとアロンソにパスされてしまったのは悔やまれる場面だった。

レース結果は以下の通りとなった。

Posted in Grand_Prix

関連投稿