2022年F1日本グランプリ決勝。
鈴鹿サーキットの天候は、決勝直前から雨が降り出しウェット路面となってしまいました。
気温18℃ 路面温度21℃のウェットコンディション。
【スターティンググリッド】
ガスリー(アルファタウリ)が予選後にフロントウィングのセットアップ変更、リアウィング交換、サスペンションセットアップを変更し(パルクフェルメ違反)ピットレーンスタートを選択している。
スタートタイヤは雨の中全車インターミディエイトタイヤ。
【決勝】
2番グリッドのルクレール(フェラーリ)のスタートが良く、スト―レートで車半分フェルスタッペン(レッドブル)の前に出るが、アウト側レーシングライン上のグリップの良いラインを走るフェルスタッペン(レッドブル)は、ターン1のブレーキングでルクレールの前に出てトップを取り返し、1位フェルスタッペン、2位ルクレール、3位ペレス(レッドブル)、4位サインツ(フェラーリ)の順。
角田(アルファタウリ)もスタートの蹴り出しが良く13番グリッドから10位までポジションアップ。
今シーズンで引退し、鈴鹿ラストレースのベッテル(アストンマーティン)はスタート直後のターン1でアロンソ(アルピーヌ)に接触しコースアウト!グラベルへ出てしまうがバックでうまくコースに戻りレース復帰も最後尾まで後退。
ヘアピンコーナーを立ち上がった先でサインツがコースアウトしクラッシュ!
アルボンもマシントラブルでコース脇へマシンを止める。
ここでセーフティーカーが入るが雨も大降りになってきたこともあり、直後に赤旗中断。
赤旗中断から約2時間中断した後にレース再開のアナウンス
雨は小降りになっているが、コース上の水溜まりはなくなっておらず、レースコントロールよりウェットタイヤでのスタート指示が出る。
レース開始から3時間ルールがある中、レース再開後25周できるかどうか。
セーフティカー先導でレース再開。各車赤旗中断になった時の順位でコースイン。
3周のセーフティカー先導で走行した後にローリングスタートでレース再開。
各車スピンやオーバーテイクなく順当なスタート。
そんな中、スタートと当時に最後尾のベッテルと15位のラティフィ(ウィリアムズ)がギャンブルに出てインターミディエイトタイヤに交換。これが大正解!
トップのフェルスタッペンと2位のルクレールが3位以降を引き離す速いペースでレースを展開。6周目、7周目に各車一斉にインターミディエイトタイヤに交換。
インターミディエイトタイヤに交換してからのフェルスタッペンが速く、ルクレールを毎週引き離していく。終盤ファーステストを獲れればチャンピオン決定に向けてフリーストップのギャップまでルクレールを引き離しにかかる。がギャンブルは止めてそのまま危なげなくポールトゥウィン!
2位のルクレールはタイヤの消耗が激しくフェルスタッペンに着いていけなくトップ争いができない中、2位を死守したいところであるが、3位のペレス(レッドブル)がルクレールに襲い掛かってくる。ペレスはルクレールに追いつき6周にわたって仕掛けていくがオーバーテイクはできず。だが、ルクレールがファイナルラップのシケインで、たまらず曲がり切れずショートカット!ペレスの前でコース復帰し2位でチェッカーフラッグを受けるが、後にシケインシュートカットで5秒ペナルティとなり2位ペレス、3位ルクレールという結果となった。
このペレスの猛追のお陰でフェルスタッペンの2022年ワールドチャンピオンが決定!
中断グループでは、再スタート最後尾スタートのベッテルがスタートと同時にインターミディエイトタイヤに交換したことで、全員タイヤ交換完了時には6位までポジションアップ!
同時にタイヤ交換したラティフィも15位から8位までポジションアップ!
ベッテルは最後にアロンソ(アルピーヌ)の猛追を凌ぎ6位でチェッカー!最後の鈴鹿のレースを6位で締めくくった。
ラティフィはラッセル(メルセデス)に抜かれ9位に下がってしまったが、9位チェッカーで嬉しい今季初ポイントゲット!!雨はそこそこ速いんですよね。
凱旋レースで期待の角田は9番から再スタートしたが、ラッセル、ノリス(マクラーレン)に抜かれ11位でポイント圏外に弾き出される。このまま何もしないで11位でチェッカーを受けるか、タイヤ交換し追い上げるかの選択肢で後者を選択。タイヤ交換後はトップのフェルスタッペンより速いペースで追い上げるが13位が精一杯。ポイントは取れなかったですが、ポイントを取りに行こうという攻めの戦略、走りが良かったではないですか!今後もこういう走りを期待したいですね。
【トップからの差グラフ】
【ラップタイム】
【レース結果】
優勝は レッドブルのフェルスタッペン
ファーステストラップは、アルファロメオの周冠宇
ドライバーオブザデイは、アストンマーティンのベッテル
次戦はアメリがGPです。10月21日~23日です。
日本では明け方のレースで大変ですが次戦も楽しみですね。