F1オランダGP 決勝フェルスタッペン地元グランプリで優勝角田はリタイア

Ｆ１オランダGPの決勝レースがザントフォールトサーキットで行われ、地元凱旋グランプリとなったフェルスタッペンがポールトゥウィンを飾った。

【スターティンググリッド】

今回は抜きにくいサーキットと言うことで、PU規定数以上の戦略的交換によるグリッドダウンのドライバーは無く予選順位のグリッドとなった。

スタートタイヤは、ほとんどのドライバーがソフトタイヤスタートを選択する中メルセデスの2台、ノリス（マクラーレン）、シューマッハ（ハース）、アルボン（ウィリアムズ）、マグネッセン（ハース）がミディアムタイヤを選択。

【タイムギャップ・レース展開】

気温23℃　路面温度34℃　ドライコンディションでレースがスタートした。

各車クラッシュする車も無く順当なスタート。

トップのフェルスタッペン（レッドブル）をルクレール（フェラーリ）が追いていくが11周目くらいから徐々に離されていく。3位走行のハミルトン（メルセデス）も6周目あたりから遅れていき、フェルスタッペン（レッドブル）がレースをコントロールしていく。

ソフトタイヤスタートのドライバーは18周目あたりで1回目のタイヤ交換で各車ミディアムタイヤに交換する中、ミディアムタイヤスタートのメルセデスのハミルトンがトップに浮上。同じくメルセデスのミディアムスタートしたラッセルが2位。

タイヤ交換後3位でコースに帰ってきたフェルスタッペン（レッドブル）は新しいミディアムトタイヤでメルセデスを猛追し、29周目に再びトップに返り咲く。

29周目と32周目にメルセデスの2台がハードタイヤに交換。この時、フェラーリのルクレールが2位に浮上するも45周目にタイヤ交換。

直後の48周目に角田（アルファタウリ）がピットインし、コースに戻った際にマシンに違和感を感じコース上にストップ。一度シートベルトを外すがピットからの指示で再びコースに戻りピットまで帰ってくる。ピットでタイヤ交換とシートベルトを締めなおし再びゆっくりな速度でコースに戻るがすぐにコース脇にストップしイエローフラッグ→バーチャルセーフティカーとなった。

バーチャルセーフティカーの隙にトップのフェルスタッペン（レッドブル）はタイヤをハードに交換。メルセデスの2台もミディアムタイヤに交換。この時メルセデスは2ストップ作戦でタイヤ交換しないでトップに立つ選択もあったが、レッドブルのフェルスタッペンより4位のルクレール（フェラーリ）との戦いに備えてタイヤ交換を選択。
上位では、ルクレール（フェラーリ）だけバーチャルセーフティカーが出る前にタイヤ交換し、メルセデスの2台に前を行かれ4位に後退してしまった。

バーチャルセーフティカーのリスタート後はメルセデスの2台のペースが良くフェルスタッペン（レッドブル）も逃げていることで、4位以下が遅れていく。

57周目にボッタス（アルファロメオ）がトラブルでコース上にストップ。セーフティカーが出る形となり、各車一斉にソフトタイヤに交換する中、ハミルトンのみタイヤ交換せずにトップに立つ。

セーフティカーのリスタートでフェルスタッペン（レッドブル）はコントロールライン直後でハミルトン（メルセデス）をあっさりパスしトップに再浮上。やはり14周走ったミディアムタイヤのハミルトンより、ソフトタイヤに履き替えたドライバーの方が速く、ハミルトンのチームメイトのラッセルにパスされてしまう。その後フェラーリのルクレールにもオーバーテイクを許し4位に後退し、表彰台を逃してしまった。

優勝は地元で優勝しオレンジアーミーの歓喜に沸く中フェルスタッペン（レッドブル）が優勝！

2位にメルセデスのラッセル、3位にフェラーリのルクレールが入った。

終盤トップから4位まで後退してしまったハミルトンが4位。

5位から入賞の10位までは、8位のサインツ（フェラーリ）と10位のストロール（アストンマーチン）以外は、差が1秒以下の混戦状態でフィニッシュ。

アルファタウリは、角田がリタイア。ガスリーは33周目にハードタイヤに交換後は非常力強い走りを見せるが、バーチャルセーフティカー後以降はペースが落ち11位で入賞はならなかった。