F1ベルギーGP決勝が、2022年8月28日 スパフランコルシャンサーキットで行われ、14番グリッドからのスタートしたフェルスタッペン（レッドブル）が優勝し、レッドブルの１-２フィニッシュを飾った。
気温22℃ 路面温度37℃ ドライコンディション。昨日の予選時から路面温度が上がって路面コンディションが変化してきている。
スターティンググリッドが予選順位から大きく変わる中、角田（アルファタウリ）がPU交換とパルクフェルメ違反でピットスタートとなっている。
【スターティンググリッド】
フォーメーションラップが始まる前にガスリー（アルファタウリ）がトラブルでピットスタートとなり、アルファタウリは2台揃ってピットでスタートを待つことに。
【タイムギャップ】
フォーメーションラップから全車グリッドについて、スタートがきられ、1コーナーの外側がグラベルに変更になり、スタート直後の混乱が心配されたが接触するマシンも無くきれいなスタート。
オールージュ、ラディオンを立上りストレートエンドのターン5で、ハミルトン（メルセデス）とアロンソ（アルピーヌ）が接触しハミルトンがストップ。
2周目、ラティフィ（ウィリアムズ）がコースアウトし戻ってきたところにボッタス（アルファロメオ）と接触し、ボッタスがリタイア。
14位からスタートしたフェルスタッペンは驚くほどの速さで次々とポジションアップ。11周目にはトップに立ち、2位のペレスに17秒差、ポールスタートのサインツ（フェラーリ）に26秒差をつけての圧勝。
4周目にフェルスタッペン（レッドブル）の捨てバイザーを拾ったルクレール（フェラーリ）がマシンの異常からピットインしバイザーを除去しミディアムタイヤの交換。ルクレールは実質ミディアム-ミディアムの2ストップ作戦。最後に欲が出てファーステストラップを獲ろうとソフトタイヤに交換するが、ピットから出るとアロンソに抜かれファーステストラップを取り損なう。またピットインした際にピットレーンでスピード違反を犯し5秒ペナルティが課せられ、アロンソににも抜かれ5位フィニッシュのはずが6位に後退。ファーステストの1ポイントを狙いに行ったが逆に1ポイント取りこぼす形となってしまった。ここ数戦余計な事をしないサインツ（フェラーリ）の方が上手くいってるように見える。
メルセデスはハミルトンが1周目にアロンソ（アルピーヌ）と接触してリタイアとなるが、路面温度が上がってきたことで、昨日の予選から息を吹き返し、いつものようにラッセルはレッドブル、フェラーリの後ろを一人旅。終盤サインツに2秒差まで追いつくが、それ以上差を縮めることができず4位フィニッシュ。
アルファタウリの角田は、序盤中団グループのDRSトレインに巻き込まれ思ったように順位を上げることができず、18周目にFP2でも調子良かったミディアムタイヤに交換。前が開いたことで良いペースで追い上げ。31周目に再度ミディアムタイヤに交換し15位でコースに戻り、4秒あった前を走る周冠宇との差を37周目にはDRSを使わずしてDRS圏内まで追い上げる良いペースだったが、10位のアルボンのDRSトレインにはまり、前の周冠宇も抜くことができないままラップが過ぎていく。結局最後に周冠宇を抜き去り13位でゴール。
ペースは良かっただけにDRSトレインが無ければガスリーの後ろの10位まで行けたのでは？
ガスリーは最終スティントでミディアムタイヤで20周走り切ることができたが、アルボンがDRSトレインの先頭で戦っていたおかげで、抜かれることなく自身100戦目のグランプリを9位入賞で飾った。
【ラップタイム順位】
【レース結果】
優勝はレッドブルのフェルスタッペン
ファーステストラップもレッドブルのフェルスタッペン
ドライバーズオブザデイもレッドブルのフェルスタッペン
次戦は9月2日～4日 オランダGPです。フェルスタッペンは地元で勝つことができるでしょうか。楽しみですね。
