F1イギリスGP決勝 フェラーリのサインツが自身初優勝!

舞台はF1グランプリが始まった年の開幕戦のサーキット、シルバーストーンサーキット。
今は、低速、中速、高速コーナーがあるハイスピードサーキット。
今回はイギリスGPということで、ハミルトン(メルセデス)、ラッセル(メルセデス)、ノリス(マクラーレン)が地元凱旋グランプリとなる。
決勝は曇りではあるが、ドライコンディション。
■スターティンググリッド
ほとんどのドライバーがミディアムタイヤスタートを選択。2位のフェルスタッペン(レッドブル)はソフトタイヤスタート。予選8位のラッセル(メルセデス)はハードタイヤでライバルと違う作戦に出た。

■タイムギャップ
スタートでソフトタイヤを選択したレッドブルのフェルスタッペンがタイヤの特性を生かしターン1でトップに躍り出る。
スタート直後のターン1でガスリー(アルファタウリ)がラッセル(メルセデス)と周(アルファロメオ)に挟まれる形となり、ラッセルが周に激突。弾かれた周は逆さまになったままコース外に滑っていき、バリアの手前でジャンプしフェンスに激突。ストレートではアルボンがストロールに追突されウォールに激突。このクラッシュで、ラッセル(メルセデス)、周(アルファロメオ)、アルボン(ウィリアムズ)がマシンを大破させリタイヤ。オコン(アルピーヌ)と角田(アルファタウリ)もクラッシュに巻き込まれるが壊れたマシンでピットまで戻り修復。レースは赤旗中断。周とアルボンがメディカルセンターに運ばれたが、幸い怪我は無し。ヘイロー含めマシンの安全性の高さを証明。
30分以上の中断後、最初のスターティンググリッドで再スタート。フェルスタッペン(レッドブル)は今度はミディアムタイヤでスタート。各車サイドバイサイドでポジションアップを狙うが、サインツ(フェラーリ)トップ。2位フェルスタッペン、3位ルクレールの順。4位のペレスはルクレールと接触しフロントウィングを破損しピットインを強いられ最後尾の17位まで後退。ルクレールもフロントウィングを破損するもそのまま走行。
9周目にサインツがミスをしコースアウト。フェルスタッペントップに上がる。
10周目に雨よりのセッティングでペースが上がらないガスリーをパスしようとした角田は、ガスリーのインに入ったがスピン。その際にガスリーもリアウィングに接触し2台共にスピン。
12周目にトップを快走中のフェルスタッペンが、アルファタウリがスピンした際のデブリを拾いマシンを壊しペースダウンで6位まで後退し、再びサインツがトップに立つ。
この時3位を走行中のハミルトンは5周目に8秒あったトップとの差が24周目には1秒になるまで怒涛の追上げを見せフェラーリの2台に襲い掛かる。
39周目にオコン(アルピーヌ)がトラブルでホームストレートでストップしセーフティーカーとなり、トップのルクレールを除き各車のソフトタイヤに交換。ルクレールのみ使い古したハードタイヤのまま。
再スタート直後にハミルトンは一気にトップに立つチャンスだが、メルセデスのマシンはタイヤの温まりが悪いせいか、いつの間にか4位まで上がっていたペレスにサイドバイサイドの戦いの末4位に落ちてしまう。一方ペレスはルクレールを46周目にパスし2位に浮上。
ペレス、ハミルトン、ルクレールがバトルしている間にサインツは逃げて、ペレスが2位に上がった時にはサインツとペレスの差は約4秒。ここからペレスは追撃と思いきや、残り6周。サインツも頑張って、トップでフィニッシュ。サインツ自身の初優勝を飾った。
2位は一時は最後尾まで後退したが怒涛の追い上げを見せたペレス。3位は地元シルバーストーンを得意とし、アップデートでポーポシングも解消されてご機嫌のハミルトンの3人がポディウムとなった。
角田は、ガスリーとのスピン直後マシンを壊しペースが上がらず、最後尾の14位でレースを終えた。

■各周のラップタイム順位

■レース結果

ファーステストラップはハミルトン(メルセデス)
ドライバーオブザデイはペレス(レッドブル)が獲得した。
次回は7月8日~10日 レッドブルの地元 オーストリアGPです。
※毎回決勝レースの更新遅くなり申し訳ございません。