2022年 F1モナコGP決勝。スタート10分前に降り出した雨の影響で、ピット戦略でトップに立ったレッドブルのペレスが今季初優勝を飾った!


モナコのモンテカルロ市街地サーキット。1周3.337kmのサーキットを78周のレース。
スタート10分前にコースに川ができるほどの大雨が降り出し、定刻から遅れてセーフティカー先導のローリングスタートでレース開始。全車ウェットタイヤでスタート。
スタート直後は地元ルクレール(フェラーリ)が2位のチームメイト サインツ(フェラーリ)を引き離し、初優勝も夢ではないと思ったが、雨脚が弱まりインターミディエイトタイヤに交換した時には、2周前にインターミディエイトタイヤに交換したペレスに抜かれ3位。その後4周でハードタイヤに交換した時には、2強の最後尾の4位に後退してしまった。
ルクレールがピットに入ったことでトップに上がったサインツ(フェラーリ)はルクレールから3周遅れてウェットからハードタイヤに交換。ルクレールよりピットストップを1回少なくし、、ルクレールの前に出るが、ペレスに先に行かれてしまった。
気が付くとペレスがトップに躍り出る。ここモナコはミスなしで抜くのはほぼ不可能なコースで危なげない走りでトップを快走。
フェルスタッペンは、今回のレースは元気が無く、ピット戦略でるくれーる(フェラーリ)は抜いたものの3位を走行。
途中、24周目にシューマッハ(ハース)のクラッシュでVSC。その後赤旗中断。
中断後、タイヤ交換自由になる中、レッドブルの2台はハードタイヤからミディアムタイヤに交換。ミディアムタイヤはグレイニングでのグリップダウンが心配されるが、抜けないコースなので前に出たもの勝ち! フェラーリは引き続きハードタイヤを選択。
赤旗中断後のトップ4は順位が変わることなく周回を重ねるが、終盤ペレスのタイヤにグレイニングが発生しペースダウン。2位サインツ3位フェルスタッペン4位ルクレールまでがペレスから2秒差まで追いつくが、落ち着いて走り切りペレスが悲願のモナコ初優勝を飾った!!!
中団グループは、安定のラッセル(メルセデスの)が中断グループトップの5位、続いて6位にノリス(マクラーレン)が入った。
7位のアロンソは再スタート後極端に遅いペースで走行し抜けないコースで後続車が数珠つなぎ状態。古舘伊知郎様が実況していたら「妖怪通せんぼジジイ」と言っていたでしょう!
角田は、序盤インターミディエイトタイヤに交換したが後方でレースを強いられ、途中コースアウトもあり実質最後尾でゴール。僚友ガスリーも11位でポイントゲットとはならず、アルファタウリにとっては厳しいレースとなった。


ファーステストラップはノリス(マクラーレン)
ドライバーオブザデイはペレス(レッドブル)が獲得した。
次戦は6月10日~アゼルバイジャンGPです。
やっぱ、F1は面白い!