F1グランプリ第16戦トルコGPの予選がイスタンブールパークサーキットで10月9日に実施された。予選前のプラクティス3が雨だったため、予選のコンディションが心配されたが、路面に水溜りは残っているもののドライタイヤで走れるまでに快復した。
天候は曇り 気温18℃ 路面温度22℃ ドライコンディションで予選がスタートし、メルセデスのハミルトンが予選1位だったが、ICUの4機目投入でスターティンググリッド10グリッドダウンが決まっているのでポールポジションは予選2位のボッタスが獲得した。レッドブルのフェルスタッペンは3位で明日のレースは最前列の2番手スタートとなった。
予選結果は以下のとおりとなった。
Q3の各ドライバー最速タイム時の各セクタータイムのトップとの差が下のグラフの通りとなる。各車ソフトタイヤで走行しているなかアルファタウリの角田のみがミディアムタイヤで走行し10位で予選を終えている
2位のボッタスはハミルトンのS1、S2まではほぼ同タイムに対してS3のみ遅れている。ハミルトンのグリッド降格の影響を最小限にするためのチーム戦略で意図的に遅くしたことも考えられる。レッドブルは、全セクターでメルセデスに負けているので、仕上がりはメルセデスの方が良さそうなので、明日のレースはレッドブルファミリー総力戦で、いかにハミルトンの追い上げを阻止できるかにかかっている。そう考えると、角田がQ2でソフトタイヤを履いてまでしてQ3進出を狙ったのは、ハミルトンの前でスタートしてソフトタイヤで少しでもハミルトンの追い上げを邪魔する目的なのかもしれない。
中団グループで目立つのはアルファタウリのガスリーとアルピーヌのアロンソのS1はメルセデスと同等の速さがあるがその後のS2、S3が遅くガスリーが5位、アロンソ6位となっている。今回はフェラーリのルクレールが好調で、S2、S3はガスリー、アロンソより早く4位となっている。P2のロングランペースも中団グループトップのタイムでタイムの落ちもそれほど大きくなかったので、タイヤのマネージメントがうまく出来れば上位入賞できそうだ。
Q2で順位決定したドライバーの、各ドライバーが最速タイムを記録した際の、10位のタイムとの差が右のグラフになる。 ミックシューマッハがQ2進出を決めており奮闘したが、アルピーヌやウィリアムズには及ばず14位となっている。フェラーリのサインツがQ2進出していたが、レースのグリッド最後尾スタートが決まっているので走行せずノータイムとなっている。
Q3で順位決定したドライバーの、各ドライバーが最速タイムを記録した際の、15位のタイムとの差が右のグラフになる。 Q1は記憶に新しいイタリアGPで優勝したマクラーレンのリカルドがQ1敗退となってしまっている。