2023年 F1グランプリも後半戦に差し掛かり、夏休み明けの初戦であるオランダグランプリを得意としているドライバーは？とのことで、過去の成績を見てみると、コースレイアウトが新しくなった2021年以降の2回のグランプリで母国グランプリのフェルスタッペン（レッドブル）が圧倒的に強く、2回ともポール トゥ ウィンを飾っている。
下表で過去2年のオランダグランプリの順位①をそのシーズンの平均順位②で割った数値③となり、③の数値が１.0の場合シーズン平均と同じ順位となり、1.0以下で数値が小さい程シーズン平均順位に対して良い順位でフィニッシュしたことになる。逆に1.0より大きい数値の場合は、そのシーズンの平均順位に対して悪い成績となる。得意度とは、各年の③の数値の平均値を示しており、過去2年の予選やレースで平均以上の成績を残せているかを数値化している。
上記を踏まえて得意度を見ると、上記で圧倒的に強いフェルスタッペンを除くと、予選、決勝両方とも低い値のガスリー（アルピーヌ）、ルクレール（フェラーリ）、ハミルトン（メルセデス）がこのコースを得意としている。
今年も、レッドブルのマシントラブルさえ無ければフェルスタッペンの優勝の可能性が高そうだが、表彰台を獲得するドライバーはハミルトンとルクレールの可能性が高そう。
ガスリーはアルピーヌに移籍した今年は波に乗れてない感じだが、ここで結果を出して後半戦頑張って欲しいですね。
一方、不得意としているドライバーは、ペレス（レッドブル）、リカルド（アルファタウリ）。両ドライバー共に予選,決勝で１.0以上の数値となっており、このコースの相性が良くないようだ。
もう一人サインツ（フェラーリ）は過去2回とも予選は良いが決勝で予選より順位を下げておりこのコースでのレースがうまく行ってない。
アルファタウリの角田 裕毅は、決勝では2回ともリタイアとなっており、過去良い結果を残せていないが、予選では昨年Q3進出を果たしており苦手なコースではなさそうなので、苦手としているチームメイトのリカルドに勝ってアルファタウリのエースドライバーとしての存在感を見せつけて欲しいですね。
