F1モナコGP決勝がモンテカルロ市街地コースでスタートしました。
スタート時の天候は晴れ。
気温25℃ 路面温度42℃ ドライコンディション。
昨日の予選からルクレール(フェラーリ)がノリス(マクラーレン)のアタックを妨害したことで3グリッドダウンのペナルティが課せられ予選3位が6番グリッド
に後退。
スタートタイヤはミディアムとハードに別れ、ポールポジションのフェルスタッペンと奇数列のオコン(アルピーヌ)、ハミルトン(メルセデス)がミディアムタイヤ、偶数列のアロンソ(アストンマーティン)、フェラーリの2台がハードスタートを選択。
角田 裕毅はミディアムタイヤでスタートに挑む。
スタートはほとんど順位変動無い良いスタート。
2周目に、予選でクラッシュを喫し19番グリッドスタートのペレス(レッドブル)は早々にタイヤ交換をし、前がクリアなうちにタイムを縮める作戦に出た!が8周目には最後尾のストロールに追いついてしまい、最後尾のペースに付き合う展開となってしまう。
18周目頃からミディアムタイヤ勢にグレーニングが出始め苦しくなり、32周目からミディアム勢のオコン、ハミルトンが順次タイヤ交換。
ハード勢は雨が降るのを待つように、なるだけ引っ張る作戦。の中、ミディアム勢でもフェルスタッペン、角田 裕毅もうまいタイヤマネージメントで引っ張る。
ハード勢のフェラーリの2台はサインツが33周名、ルクレールが44周目にミディアムタイヤの交換。
この時角田 裕毅もミディアムタイヤで9位走行。後ろのマクラーレン勢のペースを見ながらペースをコントロールし、素晴らしいタイヤマネージメント。
後ろのノリスも雨は降らないと読んだのかタイヤ交換に入り角田のアンダーカットを狙う。
55周目頃から雨が降り出し各車インターミディエイトに交換。
雨が降ってから、GAPグラフを見ると、55周から60周目までアロンソが速いペースでフェルスタッペンを猛追するが、60週以降はフェルスタッペンもアロンソを引き離しにかかる。
角田も雨が降るまで粘り走りで雨のタイミングでインターミディエイトに交換。コースに戻った時にはノリスの後ろ。雨が降らなかったらアンダーカットされていたが、ノリスもインターミディエイトに交換し、角田9位、10位ノリス、11位ピアストリの順。
GAPグラフを見ると、雨が降ってからのマクラーレンの2台のペースが驚速!
フェラーリやメルセデス、アストンマーティンでもフェルスタッペンに後れをとるようなペースの中、この2台だけは別次元の速さ!トップのフェルスタッペンよりも2秒速いペースで角田 裕毅を追いかける。
この時角田 裕毅は金曜日からブレーキに悩まされており、雨が降ったとたんブレーキが悪化。そこに凄い勢いで追いかけてくるマクラーレンに抜かれたらポイントがなくなる状況で懸命にブレーキと戦うが、66周にノリスに抜かれ67周目にピアストリに抜かれポイント圏内から脱落。更に角田はコースアウトし15位まで転落。チームメイトのデ・フリースの後方になってしまう。
このマクラーレンの速さでは、いくら頑張ってもブロックも困難でしょう。。。
そのままセーフティーカーも出ることなくフェルスタッペンがトップチェッカー。2位にアロンソ、3位にオコンが入った!
角田は15位完走、アルファタウリのデ・フリースもベストの12位完走。
これからのヨーロッパラウンドではデ・フリースも走りなれたコースが多く、いつかポイント獲得の日も来るかもしれないですね。
角田も今回のモナコでもドライでは素晴らしい走りをしていたので、次戦こそはポイント獲得して周囲にアピールして欲しいですね!
次戦は今週末の6月2日からスペインGPです。
アロンソとサインツの母国GPでどんな走りを見せてくれるのか楽しみですね。