F1アゼルバイジャンGPの今年初のスプリントレースがバクー市街地コースで行われました。
スプリントシュートアウトのSQ1でクラッシュしたサージェント(ウィリアムズ)が欠場。オコン(アルピーヌ)がパルクフェルメ中にサスペンションのセットアップ変更でピットレーンスタートを選択し、18位スタートの角田は16位に繰り上がりスプリントレースがスタートした。
スタートタイヤはボッタス(アルファロメオ)とノリス(マクラーレン)がソフトタイヤを選択。それ以外のドライバーはミディアムタイヤでスタート。
スタート直後にラッセル(メルセデス)がフェルスタッペン(レッドブル)に並び接触。フェルスタッペンはサイドポンツーンに孔が開くほどのダメージを負った状態でのレースを強いられる。
1周目のターン14で角田(アルファタウリ)がウォールに接触しリアタイヤとフロントウィングを壊し戦線離脱。なんとかピットに戻りタイヤとフロントウィングを交換してコースに出ていくが真っ直ぐ走れない状態だったので再度ピットに戻りリタイア。実質このスプリントレースが決勝レースに向けてのロングランテストみたいなもので、テストできていないのは痛いかも。
ポールからトップを走行もペレス(レッドブル)に追われていたルクレール(フェラーリ)も7周目に力尽きトップをペレスに譲る形となり、1位ペレス、2位ルクレール、3位フェルスタッペンの順。フェルスタッペンはマシンのダメージでルクレールを抜くまでのペースが無く、このままの順位でフィニッシュ。
トップ10では明日のレースに備え、あまりマシンを壊すわけにはいかない為慎重になっているのか、あまりオーバーテイクも見られず、スタート直後の順位でフィニッシュ。
【ラップタイム】
ポールポジションからスタートしたルクレール(フェラーリ)はいつもタイヤマネージメントがポイントで、今回は12周目から急激にラップタイムが落ちている。(フェルスタッペンも12周目からタイムが落ちているのはルクレールを抜けないで後ろについているので、ルクレールのペースに付き合っている状態)一方トップのペレス(レッドブル)はそれほどタイムの落ちが無いので、明日の決勝もフェラーリは厳しいレースを強いられそう。
ペース的にはレッドブル、フェラーリが1分43秒代のペース。
メルセデス、アストンマーティン、マクラーレンが1分44秒代。
中断グループは1分45秒代で、デ・フリース(アルファタウリ)も終盤45秒代に入れているが、明日の決勝では荒れたレースにならなかったらミディアムタイヤで1分44秒代のペースが無いとポイントは難しそう。
明日の決勝は日本時間20時スタートです。角田も8位スタートで期待できそうで楽しみですね。