2024年 F1 ベルギーGP の決勝がスパ・フランコルシャン・サーキットで行われました。
DRSゾーンは2か所 1周7.004kmを44周 308.052kmの距離で争われます。
天気は晴れ 気温21℃ 路面温度42℃ ドライコンディションでレーススタート。
■スターティンググリッド
ICEを規定数以上の交換でフェルスタッペンが10グリッドダウンで11番グリッドからスタート。
角田はPU部品を全部規定数以上交換で最後尾スタート。
スタートタイヤは、リカルドがソフトタイヤ、サインツ、周冠宇がハードタイヤ。その他のドライバーはミディアムタイヤを選択。
■レース展開
スタートは、ポールのルクレールと4位のハミルトンが良いスタートで最初のオールージュをルクレール、ハミルトン、ペレス、ピアストリの順で通過。
予選トップでありながらICE交換で10番グリッドダウンで11位からスタートしたレッドブルのフェルスタッペンはオープニングラップで8位までポジションアップ。
角田は最後尾から19位でオープニングラップ通過。
LAP3 ハミルトンがルクレールをパスしてトップに躍り出る。その後ファーステストをマークして逃げる。
LAP11 トップグループでは最初にフェルスタッペンとラッセルがピットイン。
LAP12 トップのハミルトン、ペレス、ピアストリがラッセルをカバーしピットイン。
LAP26 ルクレールが2回目のピットイン。トップハミルトンのアンダーカットを狙う。
LAP27 トップのハミルトンがルクレールをカバーしピットイン。ハミルトンはルクレールが入った後飛ばして、ルクレールの前でコースイン。そんな中、トップになったピアストリがファーステスト更新し、タイヤ交換したルクレールより速いペース。
LAP31 ピアストリがピットインしルクレールの後ろ4位で復帰。その後ルクレールをパスし3位浮上！
2回目のタイヤ交換をまだしていないメルセデスのラッセルがトップに浮上。このときラッセルは1ストップ作戦を決断しそのまま走行！
ハミルトンも2位につけてメルセデス1-2体制！
LAP38（残り6周） トップのラッセルとハミルトンの差は2.1秒 ペース差0.85秒
3位のピアストリとハミルトンの差は5.4秒差。ハミルトンとピアストリのペース差ほぼ無し、ラッセルとピアストリの差7.6秒 ペース差0.85秒差でピアストリはラッセルの後ろに追いつけないペース。
LAP40 ハミルトンはラッセルのDRS圏内に突入！その後ハミルトンは毎周ケメルストレートエンドでオーバーテイクを狙うが成功するまではいかず、ラッセルが踏ん張る！！
LAP44 ラッセルとハミルトンの差0.526秒。ラッセルはハミルトンの猛追を振り切りトップチェッカー！！ラッセルは、第1スティントでトップグループの中で最初にタイヤ交換し34周（レース距離の７７％）をハードタイヤでもたせたタイヤの使い方と、グリップしないタイヤで新しいタイヤのハミルトンの猛追も振り切る上手さがすばらしい！！！
ハミルトンもラッセルを抜くことができなかったが2位で、夏休み前をメルセデスが1-2フィニッシュで締めくくった！！
3位にはノリノリのピアストリが3位で表彰台を獲得。
序盤敵なしだったレッドブルのフェルスタッペンは11番グリッドからスタートし、5位がやっと。エイドリアン・ニューウェイが退団を発表以降、戦闘力が落ちた気がするが、後半開幕は母国GPのオランダGPがあるので、立て直しに期待したい。
予選3位で最前列からスタートしたペレスは、終わってみればトップグループ最下位の8位まで後退し、前までの力強さが見れなくなってしまいましたね。。。
レース終了後の車検で、優勝したラッセルの重量が796.5kg。規定では798.0kg以上ないといけないところ、ラッセルのマシンは最低重量を満たしていないことが解り失格。ラッセル以下繰り上げになり、メルセデスのハミルトンが優勝となった。
1.5kgの重量が足らなかったってことは、タイヤ１本イヤあたり たったの375ｇの重量が足らなかったことになる。
今回のサーキットはウィニングランができずタイヤカスを持ち帰ることができなかったこともあるが、チームは最初から解っており最初から計算に入れていたはず。また、急遽１ストップに変えたことで、タイヤの摩耗により重量が予定より軽くなったことなのかもしれない。
最後尾スタートの角田は、実質1ストップ作戦を実行するがペースが足らず17位。
VCARBのリカルドは10位争いで1ポイントに期待がかかっていたが、残り3周にアルピーヌのオコンに抜かれてしまい惜しくも11位でレースを終える。
■ラップタイム
■レース結果
次戦オランダGPは、日本時間8月23日 19時30分～FP1スタートです。
