F1第12戦ハンガリーGP 決勝がブタベストのハンガロリンク サーキットで70周のレースがスタートしました。
天候は晴れ 気温29℃ 路面温度50℃ ドライコンディション
【スターティンググリッド】
スタートタイヤは、ソフトタイヤでスタートのポジションアップを狙ったドライバーはサインツ（フェラーリ）、ストロール（アストンマーティン）、ガスリー（アルピーヌ）、角田（アルファタウリ）。
通常の逆の作戦でハードタイヤスタートはペレス（レッドブル）、ラッセル（メルセデス）。
その他のドライバーはミディアムタイヤでスタートした。
【レース展開】
スタートは2位スタートのフェルスタッペン（レッドブル）がターン1でハミルトン（メルセデス）のインに入りトップに立つ。その隙にマクラーレンの2台もハミルトンを交わしポールのハミルトンは一気に4位に後退しフェルスタッペン、ピアストリ（マクラーレン）、ノリス（マクラーレン）、ハミルトンの順。
後方では周冠宇（アルファロメオ）がリカルド（アルファタウリ）に追突。その弾みでオコン（アルピーヌ）､ガスリー（アルピーヌ）が巻き沿いをくらいアルピーヌは2台揃ってリタイア。予選で好位置でスタートしたアルファロメオ勢もスタートに失敗しボッタス12位、周冠宇16位まで後退。
一方角田 裕毅（アルファタウリ）はソフトタイヤの蹴りだしを生かし17位から一気に11位までジャンプアップ。
トップ争いはフェルスタッペンがスタート直後のターン1でトップに立つと1度もトップを譲ることなく走り切り2位に33秒の差をつけて優勝。マイアミGPから7連勝を飾った。
2位争置いは、ハミルトンがマクラーレンのアンダーカットを狙い16周目にハードタイヤに交換。続いて17周目にノリスがハードタイヤに交換。ノリスのアウトラップがハミルトンより4秒速いラップでノリスとハミルトンのギャップは16周目3秒差がタイヤ交換後は9秒に広がり、ハミルトンのアンダーカットは失敗。ピアストリは2位走行もノリスにアンダーカットを許し、2位ノリス、3位ピアストリ、4位ハミルトンの順。
マクラーレン勢は24周目までトップのフェルスタッペンより速いペースで飛ばしハミルトンに14秒差をつけるも26周目頃からペースが落ちはじめ2回目のタイヤ交換の時には、ハミルトンはピアストリの1.5秒差まで追いつく。
マクラーレンは2回目のタイヤ交換でミディアムタイヤに交換。ミディアムタイヤで8周フェルスタッペンより速いペースで飛ばすがその後デグラデーションがひどくペースが一気に落ちていく。
レッドブルのペレスは28周目にハミルトンの後ろの5位までポジションアップ。ペレスは42周目に2回目のタイヤ交換でハミルトンのアンダーカットを狙い先にミディアムタイヤに交換。ハミルトンは49周目にミディアムタイヤに交換し、タイヤ交換時期7周の違いでペレスはハミルトンの13秒前。
ペレスのタイヤ交換と同時にピアストリもタイヤ交換し4周後の46周目に3位のピアストリをオーバーテイクし3位までポジションアップ。
ペレスはノリスに4秒差まで追いつくが、ペレスもペースが落ちノリスを交わすことができず、ノリスが2位を死守し2戦連続表彰台。ペレスも9位から3位で表彰台をゲット。
ハミルトンは終盤タイムが落ちたペレスに対して差を縮めていくがオーバーテイクまでは行けず1.5秒差で4位。2戦連続表彰台はならなかった。
マクラーレンのピアストリは終盤デグラデーションに苦しめられ、メルセデスのラッセルが迫ってくるが5位を守った。
アルファタウリの角田 裕毅は、スタートでソフトタイヤで17位から11位までジャンプアップしたが、9位争いの集団の中で15位を走行していたアルボン（ウィリアムズ）がアンダーカットを狙い早々とタイヤ交換したことで、つられて次の周に角田、ストロール（アストンマーティン）、ボッタス（アルファロメオ）がピットイン。角田はハードタイヤに交換。この時左フロントタイヤの交換でタイムロスし4秒失いアルボンの後ろまでポジションダウン。
第2スティントのハードタイヤで44周まで引っ張るも39周頃から26秒台までタイムが落ちるが走行を続け、45周目にやっとミディアムタイヤに交換。
ミディアムタイヤに交換しても、チームメイトのリカルドより15周新しいタイヤにもかかわらず、リカルドと同じペースで走行。15周新しいからもっとペースを上げれなかったことで、ハードを44周目まで引っ張ったメリットを生かせず15位でフィニッシュ。
ラップタイムグラフを見ると、ペースはリカルドと差が無いにもかかわらずハードで引っ張り過ぎが原因で結果チームメイトのリカルドに逆転を許し敗戦を喫する形となってしまった。
【ラップタイム】
【レース結果】
次戦は来週7月28日からベルギーGPが開幕します。
